2016.01.13

ウィッグ卒業後の自毛のカラー

本日はウィッグを卒業する際の自毛のカラーについて。
まず自毛のカラーはいつからできるのか、しても大丈夫なのか。
これはですね、一概にすべてのケースはあてはまりませんが、だいたい抗がん剤のお薬が終わってから最低でも1ヶ月以上あけた方がいいです。基本的に抗がん剤の作用が3週間くらいあると言われてますので、その効力が消えてからならしてもいいということになります。ただ、もし全頭がほぼ脱毛した場合、1ヶ月くらいではほとんど髪は伸びてないかと思われます。実際には3㎝くらい以上伸びてからになると思いますので、そのころには最後の抗がん剤から4～5ヶ月以上たってると思います。なので一般的には大丈夫です。
ただ、カラーの場合は染める剤も何種類かあり、お客様の髪や頭皮の状態も様々なので、事前にしっかりとカウンセリングが必要ですね。

次にカラー剤の種類。当店では主に、①アルカリカラー（白髪染め含む）②ヘナ③マニキュアを使用してますが、それぞれに特徴がありお客様の髪や頭皮の状態とどういう感じにしたいか（明るくしたいのか、白髪を染めたいのか、など）によって選んでいきます。
アルカリカラーは髪の毛をだいたい均一に染めることができます。なので、白髪も黒髪も同じような色（茶）に染まります。ヘナやマニキュアは白髪または明るい髪のみが染まって見えます。黒髪はそのままなので、染まりがまばらな感じになります。
またヘナは根本まで染めますが、マニキュアは根元を少し開けて染めるので、全部は染めきれません。

また再生毛のカラーリングは通常時に比べて気を付ける点があります。
やはり大丈夫とはいってもなるべくカラー剤が頭皮につかないに越したことはないので、当店ではほぼ頭皮ギリギリでカラー剤を塗布していきます。そうすることで、頭皮の負担を最小限にしながらカラーができます。
また、人によっては頭の場所で染まり加減が違ってきます。前髪や顔回り、トップはすごく明るくなり、それ以外があまり明るくならない、ということがよくあります。これは前にも触れましたが、前髪やトップの毛の質が、細くて毛量も少ないため、そのようなことになります。通常でもこういったことはありますが、再生毛に関してはより一層その傾向が強くなる気がします。なのでそのあたりを見極めて、場所場所で違う明るさのカラー剤を使って、なるべく均一になるように染めていきます。
なのでなかなかご自身で家でのカラーは難しいですね。

ウィッグを卒業する際は、カットと同じくらいカラーはおススメです。
だいたい自毛デビューはショートだと思いますので、より一層カラーをした方がきれいですしおしゃれショートに見えます。
少しカットして髪を明るくすれば、あえてそういうスタイルにしてるように見えますので、おススメです。
少し大きめのピアスかイヤリングをなんかをつければオシャレ度が倍増すること間違いありません。
ぜひカット＆カラーで自毛をきれいに整えてデビューしましょう！！」

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ネット通販とは違い、ビデオ通話などでしっかりカウンセリングを行いますので、お店にご来店頂くのと同様、お客様に合ったウィッグをご購入頂けます。

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