2016.01.19

自毛のホームケアで大切な事

本日は家での自毛のお手入れについて少々。
今回はウィッグ卒業の方じゃなくてもあてはまることですが。
髪の毛は普段のホームケアがとても大切です。いくら1ヶ月に1回美容室でトリートメントしたとしても、残りの29日が家でいいケアができないと、いい状態は保てないと思います。
ホームケアとしては、シャンプー、トリートメント等ありますが、私が一番大切だと思ってること。
それは、ドライ（乾かし方）です。
ここでいうドライとは、ドライヤーで乾かすということです。
お風呂でのシャンプートリートメントの後、タオルで髪の水分を拭き取ると思いますが、そのあとどうするか。
意外とそのまま自然乾燥の方が多く、ドライヤーをかけると髪が傷むと考えてる方が多いようです。確かに乾いてる部分やダメージがある毛先などに必要以上にドライヤーをかけるのはよくないですが、ちゃんと正しくドライヤーをかければ、確実にその方が髪や頭皮にとっていいと言えます。

濡れたまままたは自然乾燥のデメリットとしては、
・キューティクルがきれいに閉じないので、艶がなく髪内部の栄養分も出やすい。
・摩擦でダメージが出やすい。
・頭皮が冷えたり、雑菌が繁殖する可能性がある。
・くせが伸びづらい。
・根本がふんわりしない。
・寝癖が付きやすい。また朝手間がかかる。などなど
いいことは一つもないですね。

反対にドライヤーでちゃんと乾かすメリット
・キューティクルが一定方向に閉じやすいので、髪内部の成分がとどまりやすく艶がでる。
・摩擦などの物理的作用に強い。
・くせが伸びやすい。
・根本がふんわりし、毛先が収まりやすい。
・寝癖が付きづらい。なので朝の手間がかからない。
全く逆にいいことづくめです。

乾かすポイントととしては、お風呂上りのタオルドライ後、できるだけすぐに乾かすという事です。時間がたてばたつほど徐々に上記のメリットが薄れていきます。
『鉄は熱いうちに打て』ということですね。
またその際に、流さないトリートメント等を付けて乾かすと、ドライヤーの熱から髪を守ってくれるので、より一層いいですね。
また、乾かす時は根本から。毛先は後回しにして先に根本付近をしっかり乾かして徐々に毛先を乾かします。（というより自然と毛先は乾いていきます。）
この際に、根本が中途半端に湿ってると乾かす意味が半減しますので、湿りっ気がなくなるまでしっかりと乾かすことが重要です。

前にもお伝えしたように、再生毛はそのほとんどがくせ毛になって生えてきます。
まだ髪の毛が短いうちだと、どうせすぐに乾くから自然乾燥にされる方が多いですが、それだとやっぱりしっくりこないんですね。カットしてないとまとまらないかもしれませんが、短いうちもドライヤーで乾かした方がいいのは上記のとおりです。くせが気になる場合は、根元から毛先に向かって少し伸ばすようなイメージで手ぐしを入れながらドライヤーをあててみてください。

めんどくさいと思いますが、その分次の朝の負担が減ります。夜めんどくさいか朝めんどくさいかの差です。髪の為にもぜひしっかり乾かしましょう。

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